春から夏にかけてが旬と紹介されるヒラマサ。
確かに市場にもその時期、ヒラマサの流通量が非常に多くなります。
しかし!この魚が本当に美味しくなるのは、これから晩秋にかけて!
今日みたいなヒラマサを食べてもらえれば、ヒラマサに対する価値観がガラリと変わりますよ!
【2020年10月9日入荷】ヒラマサを目利きする
このヒラマサが市場に到着したのは実は昨日のこと。
台風の影響でどんどん魚が減るのも分かっていたので一日寝かせることにしました。
現地で活け〆処理をしてから発送してくれてますが、念のため熟成にふさわしい魚かどうか、着状態をチェックしました。
その魚体がこちら
13.5kgでした。理想からするとやや小さめ。
まるでブリみたいに丸く肥えてる!しかし画像ではわかりにくいですが、腹側が少し薄いイメージを受けました。
活け〆後の冷やし込みの作業もしっかりとされていて、触った感触はガチガチ。脂のりも期待できます。
この様子ならこのまま2~3日熟成しておいても、いい味が出てきそうです。
本当はもう少し熟成させかったのですが、今日は他に美味しそうな青魚がいないので出しちゃいました。
魚体が大きかったので市場で分割。合計14冊に分けて納品させていただきました。
これは背側の一番尻尾の身。
きちんと活け〆処理されているので、透明感のある非常に美しい身をしています。
身に適度に脂が混じって、うっすらとサシのように見えます。
こちらは腹の身。
明らかにトロのように脂がのってます!
背側の身は脂が少な目な分、身自体の味わいをしっかりと楽しむことができます。腹側はしっかりとした脂の濃厚さ。これだけ脂があっても全くしつこさはないです。
やはり心配した通り厚みが物足りませんが、これだけスゴイ脂があれば十分!
これから晩秋にかけてどんどん良くなってくるはずです。
上品なのに奥行きのあるしっかりとした味わい。身の旨味に脂の濃厚さが加わるのでこれはめっちゃおすすめです!
しかも今日は養殖物より安く買ってるのでめちゃくちゃお値打ち。いい買い物でした!
コメント