これは見た瞬間に惚れました！すごい肥え方！淡路産の最高のヘダイ！
少し前に、これまたすごい同じクロダイの仲間の「キビレ」を見かけたばかり。他の魚に比べて産卵からの回復が早いので、秋から冬は「クロダイ系」の魚が非常に良くなります。
【2020年10月19日】すごいヘダイがやってきた！
やっぱりすごい脂のり！多少個体差はありましたが、買った全てのヘダイがこんな感じ！身がねっとりしてしっかりとした甘みと旨味。極上の味わい！
こんなにすごいんやったらちょっと高いんとちゃうの？
ところが！こちらの市場では「クロダイ系」の魚は人気が無く非常に安いんです！何と天然真鯛の半額くらいで買えることも！
クロダイ系の魚が驚くほど安く買える理由
ポイントは産卵期。特に「クロダイ」の！水温が上がりだす春頃。この時期は「乗っ込み」とも呼ばれ、クロダイがどんどん浅場に入ってきて毎日大漁。市場にはクロダイがあふれ、値段も安い。秋ごろのさらに半額くらい！
この産卵期のクロダイは子に栄養を取られ身が柔く弱い。味わいもあまりよくありません。その上なんでも食べる「悪食」のため臭いのある個体もしばしば。
つまり一番入荷してくる時期が一番美味しくない時期なんです！
「クロダイは安くてもあまり美味しくない魚」というイメージを持つ人が多いので、少し値の上がる秋ごろはだれも見向きもしないという状況。だから物が良くなってもそこまで値が上がらない！
市場ではキビレもヘダイも、クロダイとひっくるめて売られている感じなので「クロダイ系」の魚は総じて安いんです。
ちなみに「クロダイ」もこの頃からめちゃくちゃ美味しいものが出始めます。産卵の頃とはまるで別の魚のように素晴らしい身質と味わい。一度食べたら忘れられないほどインパクトのある美味しさですよ。
今日のヘダイは「クロダイはあんまり美味しくない」という先入観のある方にこそ食べてもらいたい！
これからどんどん美味しくなる「クロダイ系」の魚。値段も安いのでもっともっと使ってほしい魚です！もちろん魚体の良し悪しを見極める必要はありますよ。
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